【ことば倉庫】

詩集『灰も落とせない指』更新中/ほか作品集は最下部から

2024-01-09から1日間の記事一覧

#68 影と努力

占い師の一面を持っている友達の友達が俺の手、触りものすごい努力する人そう予想を告げた せっかくの試みだけど噛み含めるには気恥ずかしすぎて 検証する気にもなれなかった 普通は、日あたりと逆の方に努力って奴があるらしくじめっとした感触で一途に内心…

#67 天花粉

爆発しそうなら点火したいし揮発しそうなら放っとこう どろどろしたものは一刻も早く片付けたいね 誘発しそうなら手貸したいし暴発しそうなら放っといて 火薬庫なのか、ただの在庫かとにかくどこかが詰まってる 多分に白粉をしらないピエロ塗りたくった無色…

#66 救い主

右だ右だというからレバーを右に動かしたそしたら行き過ぎだ、っていうから0のそばを行ったり来たり ちょうどいい感じにしろなんでも極端にやるんじゃねえそんなんじゃ就いていけねえぞお前は遅い、などと矢継早 ひどく楯突くこの胸を一撃も打っては射なか…

#65 処女、確実な熱

俺が入ったのが 初めてなら初めてでよし、としといてよそしてもし俺と終わったらまた初めてで いいんだよ いくつもの人を通り過ぎたと考えるよりただひとつの熱を 大切な熱を冷たささえ 嫌じゃないほどの熱い熱を感じてほしいんだ いくつもの自分を作り出さ…